日本最古の漫畫

日本では、最も古い漫畫作品として、1814年(文化3年)に出版された「北齋漫畫」が知られています。この作品は、浮世絵師であり、後に「漫畫」という言葉を生み出した葛飾北齋が絵を集めたもので、様々な種類の絵畫や、日常の風景、人物、動物などを扱っています。

「北齋漫畫」は、後世の漫畫家にとっても大きな影響を與え、今でも葛飾北齋の作品が多くの人々に愛されています。しかし、この時代の作品は、現在の定義では漫畫とは呼ばれないかもしれません。そのため、現代の意味での漫畫の原點としては、1902年に出版された「ピノとフィフィ」などが挙げられます。この作品は、手塚治虫が「漫畫」という言葉を生み出したと考えられている手塚國貞によって作られ、その後、日本の漫畫界に大きな影響を與えました。