最小項最大項関係

最小項(Minterm)と最大項(Maxterm)は、論理代數的記號では、論理積(AND)と論理和(OR)によって表現される論理式の要素です。

最小項は、全ての可能な論理値の組み合わせを表すもので、その中でも最小の論理値の組み合わせを表すものです。最小項は、論理積の形で表現され、その中の各項は、個別の論理変數の論理反転(バーチャルバリエーション)を表します。

最大項は、全ての可能な論理値の組み合わせを表すもので、その中でも最大の論理値の組み合わせを表すものです。最大項は、論理和の形で表現され、その中の各項は、個別の論理変數の論理値を表します。

最小項と最大項は、論理代數の対偶原理に基づいて、互いに対偶的な関係にあります。つまり、最小項は最大項、最大項は最小項に対応します。この対偶関係は、論理式の簡約や、論理迴路の設計などで重要な役割を果たします。